「エイズ=遺伝子兵器」の暴露



エイズの発生起源をなぜ突きとめなくてはならないか? なぜならエイズは疑いもなく「遺伝子兵器」誕生の幕開けだからである。もし不審火の原因が放火魔であるなら、それを突きとめ、真犯人を捕まえることなしに放火を防ぐことはできない。まして放火魔自身が、不審火の原因は「自然発火」だと公然と吹聴しているとすれば、なおさらである。

エイズはすでに過去の病気となったか? とんでもない。たとえばエイズが死因のトップに挙げられている南アフリカでは470万人(国民の9人に1人)もの人びとがHIV感染しており、日本もまた例外ではない。厚生労働省エイズ動向委員会の報告によれば、2001年の1年間で新たに医療機関から届け出があったHIV感染者数(速報値)は、前年比33%増の614人となり、過去最高を記録したという。委員長の吉倉廣・国立感染症研究所長は「20〜30代の若い世代の男性による同性間接触による感染者が増加傾向にあり、警告を発していく必要がある」と指摘している。ちなみに患者数は前年とほぼ同数の323人で、昨年(2001年)までの累計データはこちら。つまり最悪の状況を迎えているのである。


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さて、これからゲイリー・グラム著『暴露 エイズウイルスは細菌兵器だった』(KKベストセラーズ刊、原題は "Full Disclosure- the Truth about the AIDS Epidemic")という本を紹介することにしたい。原書は1994年、翻訳書は1997年にそれぞれ出版された。本のタイトルは、むしろ『暴露 エイズウイルスは遺伝子兵器だった』とした方が今日的でふさわしいように思うが、内容についてコメントする前に、まずこの本の目次を以下全文紹介しておく。どうか読み飛ばさず、一行一行に目を通されたい。それでこの本のおおよその内容が判断できるだろうから。



【訳者まえがき】私たちは恐怖の時代を生きている

【序章】どうして悲劇は起こったのか
 エイズの流行はある目的のために計画され、その計画どおり実行された
 われわれが知らされないままでいる真実を追う

【I章】パンドラの箱が開けられた
 エイズウイルスは人間を攻撃するために人間がつくり出した兵器
 「世界で最も権力のある者たち」に操られたホロコースト

【II章】ブレジンスキーの世紀末予言
 エイズ以外にもあった「政府による一般市民への犯罪」
 米国陸軍の化学・細菌兵器の無差別な実験が明らかにされる
 兵器としてのエイズ開発ののろしが上げられた
 アメリカ政府は今や疑われることなく、いかなるウイルスでも感染させられる
 たった一度の使用で中毒から抜けられなくなる「新ヘロイン」
 マインド・政治的・人口コントロールのためのヒト遺伝子操作

【III章】謎の核心、コードワード・カーディナル
 上級民族による支配、「アメリカの貴族」たちの精神基盤
 アダム・スミス、マルサスに始まる「よりよき未来のためのホロコースト」
 20世紀最大の秘密、「オリンポスの神々」の存在

【IV章】名門七家による永久支配計画
 アメリカにつくられた「有色人種への人口抑制と支配民族の創造」拠点
 きっかけは富豪たちの「アメリカヘの移民制限プラン」に始まっている
 1915年、名門七家族の「永久支配計画」がスタートした
 環境・優性保護の仮面を被った人種差別主義者の饗宴
 ヒトラーの人種政策を方向づけ、完成させたコールドスプリングハーバー

【V章】狙い撃たれた黒人たち
 カミュの『ペスト』で予言された陰鬱な未来がここに
 今、アメリカ人の多くが「確実に訪れる死刑執行の日」を待っている
 アフリカでのエイズの異常な拡大はすでに予告されていた
 エイズは黒人層を狙い撃つ「理想的兵器」

【VI章】アルフレッド大王計画と世界保健機閑
 免疫機構を破壊して人の命を奪うウイルス製造の「マンハッタン計画」
 種を超えて伝染する「カクテル・ミックス」が完成した
 フォートデトリックの試験に獣医が参加した謎
 かくて「オリンポスの神々」は世界の有産者たちに予言していた
 アメリカでのエイズ感染をスタートさせた「アルフレッド大王計画」
 伝播の隠れ蓑に使われた世界保健機関
 「ソーク・ワクチン汚染事件」とSV-40ウイルスの問題
 世界保健機関のワクチン接種、そしてエイズの急激な発症

【VII章】同性愛者に仕掛けられたCIAの実験
 ハイチでの実験の標的は同性愛者だった
 アフリカ豚コレラウイルスと「MK-ウルトラ計画」
 「ゲイ関連免疫不全症候群」に始まるアメリカでの発症

【VIII章】ゲイ絶滅作戦の幕開き
 エイズ=アフリカミドリザル起源説の嘘
 「エイズは自然発生し、自然に広まった」から「ゲイ・ルート」へ
 同性愛や不潔、過密状態では説明できないケニア、ウガンダ、ザイールの状況

【IX章】医療現場に潜むエイズウイルス
 誕生した危険な神話、「エイズは性的接触によって感染する」
 「激しいキス」でもエイズは感染する
 「安全なセックス」は単なるまやかしにすぎない
 危険な血液供給への赤十字の関与
 「病院それ自身での高い危険性」の意味
 外科・歯科手術ではウイルスのミクロの霧が襲う
 キャリア歯科医師に治療を受けたために感染した悲劇

【X章】発表されなかった機密の報告
 エイズウイルスは皮膚を通じても侵入する
 ウイルスを運搬する「デンディトリック細胞」
 エイズウイルスが脳内に隠れて不検知となる可能性
 アメリカ疾病管理センターが隠蔽する悲惨な現状

【XI章】ダイアナ妃とブッシュ夫人の危機
 「自分は健康だ」と思い込むキャリアたち
 ニューモシスティカリニ肺炎がゲイを襲った理由
 ダイアナ妃は果たして「安全」だったのか
 なぜエイズだけが「保護された病気」となるのか

【XII章】エイズ偽装に利用されたゲイたち
 ゲイ根絶のために設立された「国際ゲイ協会」
 モントリオールでのゲイの大行進がもたらしたもの
 ゲイと政府がエイズ検査を遅らせ中止させる
 ゲイと政府の背後には「オリンポスの神々」がいる

【XIII章】策定されていた黒人抹殺計画
 バンベリー会議に現われた「オリンポスの神々」の使徒たち
 非常に危険なモンスターウイルス人工合成の背景
 ついに告白された「新ウイルス」製造の事実
 「遺伝子の選択感受性」にエイズの秘密があった
 世界の「好ましくない人口」を激減させるために

【XIV章】歪められた医学の実情
 アメリカで最も優れたエイズ研究者・ギャロのうごめき
 エイズ研究を遅らせ、停滞させたのは公式機関

【XV章】高価な毒を売りさばく製薬会社
 何十億ドルもの浪費のあとに何が残されたのか
 エイズ患者は「不必要に高価な薬剤」の犠牲になっている
 AZTは発症を早める「殺人薬」
 あまりにでたらめなAZTの臨床試験とその結果
 食品医薬品局はなぜAZTをスピード認可したのか

【XVI章】ごく少数の人間を神にする遺伝子操作
 エイズウイルスよりも恐ろしい細胞複製の研究
 かくてエイズは時代遅れの細菌兵器となる
 「薬剤新時代」は今、どこに向かおうとしているのか
 アメリカ政府が密かに巨費を注ぎ込んだ「ヒトゲノム計画」
 遺伝子工学は「オリンボスの神々」にとって次のステップにしかすぎない

【XVII章】環境主義者フィリップ王子の失言
 エイズウイルスは人類を絶滅させてしまうかもしれない
 エイズは悪魔のしわざか、はたまた人口抑制の自然な解決法か
 国際通貨基金もエイズ流行に関係している
 エイズは第三世界の貧者を襲う
 エイズに続いて「新しい結核」が来襲する
 「隠蔽工作」に加担する医学雑誌
 「彼ら」が狙っているのは疫病パニック、警察国家

【XVIII章】暗黒部分を暴くためには
 もう一度、エイズにどう対処するかの議論を
 まずはすべての人への厳重なスタリーニングが必要

【XIX章】最後の希望は自然療法
 これまでの医療、製薬への「ノー」から始まる
 注目すべきアラブ、アフリカでの薬草によるエイズ制止
 薬草治療の秘密を明かそう
 生きる望みを託して、真実の公開を要求する

【巻末資料・付録A】シール博士による覚書
【巻末資料・付録B】コールドスプリングハーバーでの協議概要
【巻末資料・付録C】二つの極秘文書
          「コールドスプリングハーバーの内部文書」
          「政府諜報機関の報告」

【訳者解説】ウイルスの恐怖と人類の未来



この本は、一読すると、はなはだ「非常識」で「(とくにゲイにとって)差別的」な内容ではある。それを受け容れることは容易でないものの、それでも私はこの本に書かれてあることを切実に受けとめたいと思う。この本の著者ゲイリー・グラム氏はロサンゼルスのカイロプラティック治療師で、初めは彼もそんな荒唐無稽な俗説を信じようとはしなかった。彼は言う、「あまりにも馬鹿げていて、想像の外の外と以前はみなしていた」と。

ところが1980年代中頃、グラム氏のもとに一人の末期ガン患者がやってきた。彼に「エイジアック」(Essiac)とよばれる薬草茶を用いたガンの代替療法を行ったところ、ガンは次第に消えていった。やがて病気が回復に向かうにつれ、気心も知れ、その患者と交流を深めるようになった。彼は英軍事情報部(MI6)のエージェントだと自ら名乗り、グラム氏に「エイズウイルスは人間によって、しかも意図的に、つくり出され」「エイズの流行はある目的のために計画され、そのとおりに実行された」という「現在最も恐れられている悪夢の裏に隠されたとてつもなく邪悪な真相を知っている」と打ち明け始めた……

これまで仮説でしか語られてこなかった「エイズ=生物兵器説」が、この軍事エージェントの暴露によって、もはや仮説ではなくなったわけである。そして当初は疑ってかかっていたグラム氏も真相を詳しく知るにつれ、「だんだん信じるようになって」「今の私はこの事実を妄想だとか、馬鹿げたこととしては、もはや無視することはできない」として、自身もまた「数年がかりで、今日爆発的に罹患者が増えているエイズにかかわる真実を執拗に追って」「さまざまな政府関係者を取材し、外交上の隠されていた事実を調べ上げ」「この悪夢のごとき真実を白日の下に」暴き出すにいたった。

エイズはどこで作られたか? その答えはもはや明白だった。


エイズは生物兵器としてメリーランド州フォートデトリックとニューメキシコ州ロスアラモスにある最高機密施設、米国化学細菌兵器研究所(CBA研究所)で意図的につくり出された。


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そして「エイズウイルスの起源はさらにロングアイランドのコールドスプリングハーバーの研究施設にさかのぼる」と本書は指摘する。アンドリュー・カーネギー、コーネリウス・バンダービルト、J・P・モルガン、ジョン・D・ロックフェラーらの寄付で1904年「実験的進化研究所」が設立された後、1910年から1940年までの間それを発展的に継承させたのが、今日のコールド・スプリング・ハーバー研究所バンベリー・センターの前身、「優生学記録所」(Eugenics Records Office)であった。主要なパトロンは「鉄道王」エドワード・H・ハリマンの未亡人メアリー・ハリマンで、ついでロックフェラー財団も補助金を提供、1917年にはメアリーがワシントンのカーネギー協会に優生学記録所の財産を寄贈している。さらに慄然とさせるのは、「第二次世界大戦が勃発するまでの数年間、ハリマン夫人のコールドスプリングハーバー研究所はナチス・ドイツの優秀な遺伝学者たちに開放され」「その後、帰国したドイツ人たちは研究所で得た知識を生かし、ヒトラーの計画に基づいて『支配民族』をつくり上げるために医学的な実験を進めていた」という。グラム氏が入手した記録文書によれば、「『優生学記録所』が率先して実験を始めたことは明らかであり、ナチス・ドイツが実験を行ったのはコールドスプリングハーバーのあとだった」とのことである。グラム氏は言う、


われわれが今日直面しているエイズの流行は、コールドスプリングハーバーの「優生学記録所」にその端を発している。優生学記録所の目的は有色人種や下級民族の出生率を抑制させることにあった。


そのコールド・スプリング・ハーバー研究所の会長ジェームズ・D・ワトソン博士は、DNAの二重らせん構造解明で1962年にノーベル医学・生理学賞を受賞したが、彼の“功績”はそれだけにとどまらない──「遺伝子治療で<悪い遺伝子>をヒトの精子や卵子、胚から除去し、遺伝子改変によって人類を改良していかなくてはならない」「同性愛が遺伝子レベルで判別できれば堕胎は認められるべきだ」「黒人の知能は白人よりも遺伝子的に劣る」など優生思想的な問題発言が顕著なのである。なお、「アメリカ優生学協会」をはじめとする米国の優生学者たちがヒトラーの人種政策・断種法制定を強く支持していたことやナチス・ドイツとロックフェラー財団の密接な関係については、『ナチ・コネクション──アメリカの優生学とナチ優生思想』(シュテファン・キュール著、明石書店刊)に詳しい。以下はその内容から──


アメリカとドイツの緊密な関係を支えていたのは、ドイツの優生学研究を確立させようと企てたアメリカの財団の熱烈な資金援助だった。もっとも重要な後ろ盾は、ニューヨークのロックフェラー財団だった。1920年代初期に、ロックフェラー財団はドイツの人種衛生学者アグネス・ブルームの遺伝とアルコール中毒の研究に資金援助を行なっている。1926年12月に財団の職員がヨーロッパへ赴き、その後ロックフェラー財団はヘルマン・ポール、アルフレート・グロートヤーン、ハンス・ナハツハイムといったドイツの優生学者に資金援助を開始した。「カイザー・ヴィルヘルム精神医学研究所」、「カイザー・ヴィルヘルム人類学・優生学・人類遺伝学研究所」など、ドイツの重要な優生学研究所の設立と資金援助に関して、ロックフェラー財団は中心的な役割を演じている。(中略)「ナチス」がドイツ科学を支配してからもなお、ロックフェラー財団はドイツの優生学者に資金援助を続けた。


ではエイズの遺伝子組み換えはどのようにして行われたか? これも明白だった。


『RNAの遺伝子改変について』と題された極秘文書によれば、ウイルス学者たちはウシの白血病ウイルスとヒツジのマエディ・ビスナ・ウイルスを混ぜ合わせて培養した。(中略)ウシとヒツジのウイルスは、フォートデトリックの研究所でヒトの組織に繰り返し注入され、ついに突然変異を起こしてヒトの遺伝子と合体できるようになった。こうしてヒトに宿ることのできる待望の「カクテル・ミックス」ができあがった。ひとたびウイルスが「自然に」ヒトに感染するようになると実験はさらに進んで、うまくできた「ミックス」を繰り返し注入されたヒトの体液が使われるようになった。


このことは、もはや言うまでもないが、ヤコブ&リリー・ゼーガル夫妻(『悪魔の遺伝子操作−エイズは誰が何の目的でつくったのか−』の共著者)やアラン・キャントウェル・ジュニア氏(『エイズ・ミステリー──すべての人間に感染する可能性をもつエイズが、なぜゲイの病気として始まったのか?』および『エイズの陰謀──彼らはゲイの身体にいったい何を入れたのか?』の著者)がとうに指摘していたことの裏付けでもある。ちなみにゼーガル夫妻が、フォートデトリックのウイルス学部門責任者としてエイズウイルスを開発した張本人とまで断定するロバート・C・ギャロ博士(現メリーランド大学ヒトウイルス研究所所長。広く“HIV発見者”として知られる)について本書は、


NIHのエイズ研究部門の最高責任者ロバート・ギャロ博士は、バンベリー会議に出席し、ここでなら認めても大丈夫と判断して、人工的にウイルスの遺伝子を変えることで、自然界には存在しない新しい致命的なウイルスをつくってしまったと告白した。


と述べている(XIII章『ついに告白された「新ウイルス」製造の事実』)。これが意味するところは明白であろう。ギャロといえば、本書の以下の記述はきわめて甚大に思われる。


アフリカ大陸、ブラジルおよびハイチでは、ますます毒性を強めた新しいタイプのエイズウイルスが増えている。フォートデトリックとロスアラモスでは、現在、この新しいタイプのエイズウイルスの研究に着手している。まだ調査は初期段階にあるが、どうやらこの新しいウイルスは呼吸器を介して迅速に波及していく傾向をもつようである。


これがなぜギャロと結びつくかというと、すでにギャロは12年前の論文 (Expanded HIV-1 cellular tropism by phenotypic mixing with murine endogenous retroviruses. Science, 247, 848-852,1990)で、「HIV感染させたマウス実験によって呼吸器細胞への感染が観察された」と報告していたからである。その論文の概要について、『現代医学の大逆説』(佐藤雅彦著、工学社刊)にはこう書かれている。


HIVの発見を自認する米国・国立癌研究所のロバート・ギャロらの研究チームが1990年に、『サイエンス』誌(247巻、848頁)に「マウスの内在性レトロウイルスとの表現型混合によって拡張されたHIV-1の細胞親和性」と題する興味深い論文を発表している。これはHIVが遺伝子治療用のヴェクターに使用される事態を想定して、試しにネズミの培養細胞に感染させたらどうなるかを観察したものだったが、結果、培養細胞に感染したHIVはその細胞の染色体内にあらかじめ潜伏していた別のレトロウイルス(=マウス内在性レトロウイルス)と《部品交換》(=表現型混合)を行なって、そうして誕生した新たなHIVは、これまでなら不可能だった呼吸器細胞などへの感染まで観察されたのである。
つまり、HIVが《空気伝播できるエイズウイルス》に変身し得ることを実験的に証明したわけだが、この研究チームは「同実験を厳重な封じ込め実験室内で行なったからウイルスが漏れ出る心配はない」と断り書きを入れていた。
こうしたウイルスが、事故や悪意によって環境放出されることになれば、インフルエンザのように空気伝播によってエイズが拡散することも当然考えられる。


ちなみにギャロが「新ウイルス製造」を告白したこのバンベリー会議は、1985年4月28日から5月1日にかけてバンベリー研究センターで開かれた。前述したように、この研究センターはナチスの遺伝学者たちも出入りしていた「優生学記録所」の後身である。グラム氏によれば、バンベリー会議は「うわべはコールドスプリングハーバーからの援助を受けて開かれた学会だったが、実はアメリカ政府の厳重な管理下に置かれ」「アメリカの秘密諜報部員の指示を受けて、微妙な問題を扱う場合には秘密が漏れないよう厳しい警戒のもとで会議が行われた」とのこと。そして以下に紹介するこの会議の公式スポンサーはほぼすべてが「オリンポスの神々」(後述)と関係の深い多国籍企業もしくは彼らのプライベートな財団であり、次いで紹介する寄付企業もまた「オリンポスの神々」の管理下で選ばれ、そのほとんどは医薬品業界のトップ企業ないしは遺伝子研究分野における中心的なリーダーで、すべての企業が何らかの形でデイヴィッド・ロックフェラー、ハリマン家、モルガン銀行と関係しているという。

公式スポンサーは以下のとおり──

    • IBM アイ・ビー・エム
    • The Grace Foundation Inc グレース財団
    • Texaco Philanthropic Foundation Inc テキサコ慈善基金
    • The Chevron Fund シェブロン
    • The Dow Chemical Company ダウ・ケミカル
    • Exxon Corporation 現エクソン・モービル
    • Phillips Petroleum Foundation Inc 現コノコフィリップス
    • The Bristol Myers Fund Inc 現ブリストル・マイヤーズ・スクイブ財団
    • Rockwell International Corporation Trust ロックウェル・インターナショナル
    • The Procter and Gamble Company プロクター・アンド・ギャンブル

このほかに寄付援助している企業は以下のとおり──

    • E. L. du Pont de Nemours and Company デュポン
    • Hoffman-La Roche ホフマン・ラ・ロシュ
    • Monsanto Company モンサント
    • Agrigenics Corporation アグリジェニックス
    • Becton Dickinson and Company ベクトン・ディッキンソン
    • Ciba-Geigy Corporation 現チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
    • Genetics Institute ジェネティクス・インスティチュート
    • Johnson and Johnson ジョンソン・エンド・ジョンソン
    • Schering Plough Corporation シェリング・プラウ
    • UpJohn Company 現ファルマシア・アップジョン
    • Genentech Inc ジェネンテック
    • American International アメリカン・インターナショナル
    • Biogen S.A. バイオジェン
    • Eli Lilly and Co イーライ・リリー
    • Pall Corporation ポール・コーポレーション
    • American Cyanamid Company 現BASF
    • Cetus Corporation シータス
    • Pfizer Inc ファイザー
    • CPC International Inc 現ベストフーズ
    • Mitsui Toatsu Chemicals Inc 現三井化学
    • Smith Kline and French Laboratories 現スミスクライン・ビーチャム


これらの組織はすべて将来の研究のために多額の寄付をしており、アメリカ政府もまたかなりの額を出資している。しかし正確な金額は公表されておらず、どのように税金が使われたかを会計検査院に問い合わせても回答を得ることはできなかったという。

さて、目次のIII章には奇怪な言葉がいくつか見受けられる。「コードワード・カーディナル」(Code Word Cardinal)とは、世界で最も権力を持ったごく少数の人びとに関する最高ランクに位置する機密文書へのパスワードを意味し、彼らは自らを「オリンポスの神々」(Olympians)と称しているのだという。そして優生学記録所を財政的に支援してきたカーネギーやロックフェラーといった大富豪たち(Superrich Families)は、「地球環境保護」の名のもとに人口過剰問題の解決策として、遺伝子工学の成果を用い、「役立たずの大食らい」(useless eaters)とバートランド・ラッセルがいう有色人種(とくにアフリカとアジアの)を根絶、淘汰すべく世界規模での「人口削減計画」を目論んでいるとし、その人口過剰“解決”提唱リーダーたち(団体)の一部をグラム氏は以下リストアップしている。

    • Dr. Luc Hoffman. Hoffman LaRoche pharmaceuticals ラック・ホフマン博士(ホフマン・ラ・ローシュ薬医学長)
    • John H. London. Former chairman of Royal Dutch Shell ジョン・H・ロンドン(元ロイヤル・ダッチ・シェル会長)
    • Thor Heyerdahl. Explorer, member of the Club of Rome, managers of the genocidal Global 2000 program トール・ハイエルダール(探検家、ローマクラブ会員、「地球2000年計画」マネージャー)
    • Robert O. Anderson. CEO ARCO and founder of the Aspen Institute of Colorado ロバート・O・アンダーソン(アルコCEOおよびコロラドのアスペン研究所所長)
    • Maurice Strong. Chairman of Petro-Canada and Aspen Institute モーリス・ストロング(カナダ石油およびアスペン研究所会長)
    • World Health Organization 世界保健機関(WHO)
    • World Bank. Leader of the drive to depopulate Africa 世界銀行(IMF)アフリカ人口減少運動のリーダー


かくして「オリンポスの神々」たちがアメリカで極秘にスタートさせたのが、彼らの間で“アルフレッド大王計画”("King Alfred Plan")と呼ばれている「国家安全保障会議録46」(National Security Council Memorandum 46)。その内容とは、「何種類かの致命的なウイルスを使って、2000年までにアメリカにおける黒人の出生率の伸びを抑えるというものだった」。以下は極秘報告書の内容から──


英国の研究グループの詳細な研究により、黒人および黒人と白人の混血はGc1遺伝子をもち、白人はGc2遺伝子をもつという結論が引き出された。つまり、アフリカおよびブラジルはエイズの流行が最も起こりやすい地であり、ひとたび流行が始まればあっという間に広がるだろう、と研究チームは述べている。この報告が、エイズを発生させる場所としてアフリカとブラジルが選ばれた主な理由だと考えられている。場所が決まると、残された仕事は、多数の人々にエイズウイルスを感染させる方法を見つけることであった。そして、世界保健機関はその方法を見つけたのである。


その方法とは、世界保健機関(WHO)が当時大々的に行った天然痘根絶ワクチン接種(種痘)キャンペーンのことで、「世界保健機関の種痘にはエイズウイルスが混入されることになっていた。ワクチンを汚染させえる危険なウイルスとして選ばれたのはSV-40だった」。つまりエイズ伝播の“隠れ蓑”として、WHOの種痘計画が悪用されたというわけである。SV-40が選ばれたのは、フォートデトリックのウイルス学者たちが次の事実を発見したことにあった。「人間の免疫機構に関係する遺伝子は第14染色体上にあること」、「さらにSV-40は第14染色体に対して非常に親和性が高いということ」、そして「SV-40が第14染色体を攻撃するときにできる染色体とウイルスの結合によってポリオや癌、白血病および免疫抑制が起こること」。ハワード・E・ジェンデルマンが『米国国立アカデミー会報』(vol. 83)に発表した記事によれば、「SV-40は免疫不全を起こさせる力を持ち、そのため人体は他のウイルスからの攻撃にまったく無防備な状態になる」という。

この種痘計画が完了した直後、アフリカとブラジルで急速にエイズが広がったのは言うまでもない。1987年5月11日、英紙『タイムズ』は「エイズの流行は天然痘ワクチンによってもたらされた」との見出しで報じ、WHOのアドバイザー自らこう表明している。


私は、種痘説こそエイズの爆発的な大流行を説明できるものだと信じています。この説によって、なぜ中央アフリカ7ヵ国で最も感染が広がったかが説明できます。そして、なぜブラジルがラテンアメリカのなかで最もエイズに苦しむ国になってしまったのか、そしてなぜハイチがアメリカへのエイズ感染ルートになったかも説明することができます。また、アフリカでは西洋と違って男性と女性が同程度に感染している理由も、中央アフリカの5歳から11歳の小児には感染の兆候があまり見られない理由もこれによって説明することができます。エイズ感染が最も広がっている地域は、予防接種が徹底的に行われた地域と一致しているのです。


『タイムズ』自然科学編集主任のピアース・ライトも、独自に行った調査を踏まえた上で同紙にこう書いた。


あるコンサルタントが私に接近してきた。彼は以前、種痘の研究をするために世界保健機関に雇われていたという。何人かの職員──彼らが何も知らなかったことは明白であるが──は、アフリカで使用された世界保健機関の種痘が実はエイズウイルスによって汚染されていたのではないかと疑いを持ち始めた。そこでコンサルタントが調査を行い、ワクチンの汚染疑惑が正しかったことを世界保健機関に報告すると、世界保健機関はその報告書を破棄し、彼をクビにした。


これまで黒人たちの間で根強く「陰謀説」がささやかれてはいたが、それはやはりまぎれもない事実だったのだ。WHOといえば、アラン・キャントウェル・ジュニア氏が著書『エイズの陰謀──彼らはゲイの身体にいったい何を入れたのか?』のなかでこんなエピソードを紹介している。


1989年6月、私の著書『エイズと死の医師たち』はカナダのモントリオールで開催された第5回国際エイズ会議で発禁処分に遭った。その本はハイウェイ・ブックショップの後援による展示会で販売されていた。WHO(この会議の主催者の一人である)の担当官の一人がカナダ人の本屋の店主にその本を本棚から取り除くよう圧力をかけたのだった。本屋は恐ろしくなってその担当官の要求に応じた。


また『AIDS セクシュアリティと差別』(日本版)によれば、「全世界に医学的大災害を広めた失策」に関する告発レポートを執筆中だったヤコブ・ゼーガル氏のもとに、アメリカ大使館員と名乗る二人が情報の出所と執筆の目的を訊ねてきたという。彼はこう述懐する。


一人は歴史学者、もう一人は領事とか言っていたが、私のにらんだところでは、二人はCIAの人間でエイズの起源の隠蔽策が暴かれることを深く警戒しているようだった。


グラム氏もまた例外ではなかった。1994年本書が出版されて30日後、ロサンゼルス空港から飛行機に乗ったときのことである。機上後部近くで見知らぬ男から声をかけられた。彼は米海軍情報局(ONI)のエージェントだと身元を明かし、いくつか質問を投げかけると最後にこう告げた、「君はとても利口だ。もう奮闘するのもこれで終わりにしておけ。さもないと、君や妻・子どもの命はないぞ」。むろんグラム氏がその脅迫にひるむことはなかったが、警告を無視したためか、書店での販売は妨害を受け、2001年7月にインターネット上で公開出版するとWebサイトはすぐに閉鎖されてしまった。サイトを維持すべく何度か試みたものの、そのたび追い出しをくらったという。

それではアフリカ以外のエイズ伝播はどのように展開されていったか? ゲイの保養地として知られるハイチでは、豚コレラウイルスとミックスされて持ち込まれ、今度は同性愛者が実験のターゲットにされた。「新しい同性愛の病気」とセンセーショナルに取り扱われた所以である。そしてハイチでの実験が“成功”したあとは、場所をアメリカへと移し、いよいよ大々的なゲイ殲滅作戦が展開されてゆく。

hb_vaccine.jpg1969年、ソ連KGBのスパイと疑われていたW・ズミュネス博士(Dr. W. Szmuness 1982年6月肺ガンで急逝)という人物がアメリカへの入国を難なく許可され、即座にニューヨーク市血液センターの要職に就いた。彼はそこでB型肝炎ワクチンの研究・開発にいそしみ、その“実験用”ワクチンを、全米の主要都市で、若くて健康な白人の男性同性愛者たち、とくに乱交的な性行動を持つ人間を選び抜いて接種していった。このB型肝炎ワクチンを製造したのは国立衛生研究所(NIH)で、この実験にはアトランタの疾病管理センター(CDC)と国立アレルギー感染症研究所、そして製薬会社のメルク・シャープ&ドーム(MSD)とアボット・ラボラトリーズが研究のために参加していた。1978年11月から1979年10月にかけて初の試験が行われたニューヨーク市では1083人の男性同性愛者がボランティアとして接種を受け、その翌年の1979年1月、全米初のエイズ症例が同じニューヨーク市で発見されることになる。さらに引き続いて1980年3月から81年10月にかけて、サンフランシスコ・ロサンゼルス・デンバー・セントルイス・シカゴでも同実験が1402人の男性同性愛者を対象に行われ、1980年9月にはサンフランシスコで、翌81年にはロサンゼルスでもエイズ症例が発見されるにいたった。

この「生体実験」によってやがてエイズがアメリカへも蔓延していったことは、すでにアラン・キャントウェル・ジュニア氏の著書でも指摘されてはいたが、それとまったく同じ真相暴露が本書でも展開されているのは偶然の一致ではあるまい。だが、アラン・キャントウェル・ジュニア氏の著書で触れられていない「新事実」が本書にはあった。エイズの症例が現れたとき、CDCはB型肝炎ワクチン被験者の中でエイズに罹ったのは4%だけだと主張した。だがそれから4年後、症例数が60%になったところでCDCは数値の公表を止めてしまった。なぜか? CIAの情報筋がグラム氏に伝えたところによれば、ついには「100パーセントに達した」のだという。その諜報部員はこう断言した。


アメリカ最大の都市のゲイ・コミュニティに大がかりにそして徹底的にエイズを広めるために、ズミュネス博士のB型肝炎ワクチンには意図的にエイズウイルスが混入されていたのだ。


では感染経路についてはどうか? なぜエイズが麻薬中毒者の間で広まったのかについて本書はこう指摘する。


秘密文書によれば、凍結乾燥されたエイズウイルスは、「静脈注射用ヘロイン」に添加され、鼻から吸入するコカインにも混入された。このようにしてエイズウイルスは鼻粘膜から吸収されて即座に効果を現わし、確実にウイルス入りのコカインを吸入した者を感染させた。


今や米軍はフォートデトリックとロスアラモスで開発したフリーズドライ法とマイクロカプセル・テクニックを使った兵器を用いて、いかなるウイルスも疑われることなく撤布・感染させることができるという。それで記憶に新しいのは、昨年来アメリカ全土で多発している「炭疽菌撤布事件」であろう。この炭疽菌がフォートデトリックから供給され、しかも生物兵器用としてパウダー状の加工がなされていたことは、すでに報道などで明らかとなった事実である。

このほかにも、おおよそ今日の常識では考えられない衝撃的な「新事実」が暴露されているので、以下主だったものを取り上げる。

エイズは基本的には「性的接触」によって感染する、というのが今日の常識であろうが、本書によれば、「安全なセックス」「コンドーム」などはマヤカシの神話にすぎず、エイズウイルスが「血液を介して感染する」ものである以上、わずかたった一滴の血液で感染し、キスさえも危ないという。唾液中にはごく微量ながら血液は存在するが、キスによって微細な傷のある粘膜から感染しうると。これまで国立衛生研究所(NIH)や国立癌研究所(NCI)は「キスではエイズは移らない」と喧伝し、すっかり今日では“定説”となった観もあるが、そもそもキスを媒介にしてヒト免疫不全ウイルスHIVがヒトからヒトへと伝播する可能性を警告していたのはHIV発見者のリュック ・モンタニエ博士であった。「HIVは唾液によって運ばれる可能性があるし、口内に傷があると唾液によるHIVの伝播が助長される恐れが強まる」と彼は予見したが、実際1997年7月CDCによって、キス(口内出血)が原因でエイズに感染した事例が確認されたのである。むろん血液による感染はキスだけというわけではない。パスツール研究所の報告にはこうある。


室温で15日間放置されたあとでもまだ、感染力のあるウイルスが検出された。その感染性ウイルスは室温での乾燥状態で3日放置されたあとも再活性化することができ、水分のある環境では15日以上生き続けた。


これはいったい何を意味するか? スタンフォード大学が国防省の米軍生物戦部門のためにある試験を行った。その試験とは──


エイズに汚染された血液が外科医の回転ドリルに付着すると、細かい霧となって空気を汚染し、ミクロの生きたエイズウイルス粒子を含む霧は、タバコの煙のように、壁や手術台などの表面に薄い層となって体積するということがわかった。人間の皮膚がその霧にさらされると、エイズに感染する恐れがある。


このことから言えるのは、「救急処置室が最も危険」であり、さらに「医師や歯科医の診療所を訪れるだけでも、危険である」。その裏付けとして、ジョージア大学細菌学研究グループがイギリスの医学雑誌『ランセット』に発表した論文から、通常の歯科用器具(ドリルと予防探針)からエイズウイルスの存在が証明された、との論拠を挙げる。さらに通常の化学的消毒薬ではエイズウイルスが消滅しなかったとも。

本書のなかで、とりわけX章『発表されなかった機密の報告』は驚嘆すべき内容である。にわかには信じがたいが、エイズは「日常的な接触で感染し」「皮膚を通じても侵入する」というのだ。1988年、アメリカ医師会雑誌『JAMA』に発表された報告には、「現在、生きたエイズウイルスが血液、血清、精液、唾液、尿、そして涙からも検出されている」とあり、(専門的な説明は本書を読んでいただきたいが)ランゲルハンス細胞を研究した結果、皮膚からもエイズウイルスが侵入しうることが判明し、口腔粘膜や鼻粘膜、また性器や肛門にも存在するデンディトリック細胞にはT4免疫細胞の40〜45倍のウイルス運搬力があることもわかったという。つまり「膜に傷や裂け目がある必要はないし、血液の存在も必要ではない」と。さらに驚くべきは「便座からも感染の危険がある」との示唆であろう。現にフォートデトリックのウイルス学者たちはその実験を密かに行い、政府所有の秘密報告書にはこう書かれてあったという。


エイズウイルスが沈着した便座には、尻に吹き出物や発疹のある人が座ると十分に感染しうる数のウイルス粒子が培地に発見された。試験されたすべての培地が陽性であった。


またフォートデトリックの秘密研究報告によれば、エイズウイルスは「免疫的に安全な場所」、すなわち脳や骨髄内に隠れることができる、とある。ウイルスが脳に隠れているのであれば、たとえ血液検査で「偽陰性」と出ても安心はできない。「検査結果に血清転換が現れるまでには14年もかかることがありうる」と秘密報告書は結んでいる。期待されるエイズワクチンについては、


フォートデトリックにおける研究に関する極秘報告書によれば、エイズワクチンをつくることは不可能だという。ワクチンは効かない。なぜなら特定のウイルス種に効くワクチンは、ほかのウイルスには効かないからだ。エイズウイルスは突然変異を起こすことができる。外殻のアミノ酸を一つ変えるだけでいい。フォートデトリックのウイルス学者は、エイズウイルスにはほぼ一万種類の突然変異が存在しうることを発見した。


しかし、だからといって希望がないわけではない。その答えはXIX章「最後の希望は自然療法」に書かれている。グラム氏は、アラブやアフリカで古代から行われている薬草療法こそがエイズにもっとも効果があるとして、いくつかの薬草療法を紹介しながらこう明言する。


治療法は植物の中に潜んでいる。エイズの研究など不要だ。現在行われているエイズの研究は金、つまり、何十億ドルもの利益を目的としたものなのである。製薬会社もそれをよく承知している。少なくとも一社はエイズを治す薬草療法があることを知っているが、わざと発表を控えている。その療法の恩恵を受けることができるのは、「オリンポスの神々」と彼らの家族や友人だけだ。ベネチアの寡頭制支配者たちがエジプトの薬草療法を自分たちだけの秘密にしておき、中世に流行したペストから自分たちや家族や友人を守ったように。


本書ではエイズ治療の成功した事例として、ガーナの薬草医ナナ・コフイ・ドロボ2世(Nana Kofi Drobo II)を簡潔に紹介している。ドロボはガーナ奥地で「ドロボ記念薬草治療院」(Drobo Memorial Heabal Treatment Centre)を開院し、そこで世界中から訪れるエイズ患者を薬草で治していた。1986年5月3日、地元国営新聞のガーナ・タイムズが「ドロボが初めてエイズ患者を治した」と報じて以来、すでに270人にも及ぶエイズ患者を完治させ、その治癒率は8割にも達したという。ガーナ政府も道路の整備や給水車を寄付するなどドロボを援助した。

実はそのドロボをいち早く取材報道したのは日本のテレビ局で、1992年6月16日、TBS系「ギミア・ぶれいく」という番組が「緊急取材!世界初 薬草でエイズを治す男」と題する特番を放送した。番組がこの企画を取り上げたきっかけは、番組製作スタッフのS氏が1991年8月ガーナを訪れた際に、ガーナ・タイムズの掲載記事「40 AIDS PATIENTS UNDER HEABAL TREATMENT」を目にしたことにあった。さっそく番組サイドは、東京医科歯科大学医学部でエイズ研究に従事している高松慶太医師をオブザーバとして1992年3月現地取材を敢行、ドロボとの会見取材をはじめ、エイズ病棟にいる入院患者への診察(触診・問診・抗体検査)、エイズ治療薬の公開、治療方法など克明に取材した(ただし治療薬の原料や製造方法は機密事項で公表されなかった)。テレビで初公開された治療薬はカフ1・カフ2・カフ3と3種類あり、それぞれ薬草や木の実からの抽出液で、継続治療中の患者には筋肉注射、軽い症状には経口、重い症状には血管注射で投与されていた。ドロボはこれらの薬に関して「このすべての薬はガンの薬がもとになっている。なぜなら、エイズもガンだから」と述べた。さらにドロボは、治療薬を日本へ持ち帰って分析したいとの番組側の申し出に対して「日本はたいへん医学的に進歩している国である。ぜひ私の薬を日本で分析してもらいたいと思っている。そして分析する様子を私に見学させてほしい」と積極的な姿勢を見せた。そこで1992年5月28日、ドロボが治療薬を携えて来日、東京医科歯科大学の微生物研究室で検査キットを用いた抗ウイルス検査を実施したのだが、抗ウイルス効果については確認できなかった。生体による臨床検査で解明されないかぎり、これだけで結論を云々するのは早計であろう。ところでドロボは先の会見席上でこう抱負を語っていた。


エイズの治療は、このガーナ、ナナ・コフィ・ドロボによって可能である。私の薬はすでに完成している。そして、私の薬は大量生産が可能で、すぐにでも世界に向けて送り出すことができる。この場で公表したい。エイズは治る病気だと。エイズは治る。恐れるな。


しかし日本から帰国してまもない同年8月25日、ドロボは「銃による自殺」(公式発表)で唐突に亡くなった。あまりにも不自然すぎる死に、グラム氏は、ガーナを管理支配する国際通貨基金(IMF)がガーナ政府に圧力をかけてその治療を禁止させた/それでも彼の名声が高まりすぎたために殺害するにいたった/遺体が発見されたとき、薬草からの抽出液とその調合法を記したノートは自宅から紛失していた/ガーナ政府はこれに口を閉ざしたままだ、と指摘する。

エイズを治す薬草療法を知り得た者たちはその秘密を決して明かすことはない。だがグラム氏は、自身が得た知識を開示することで正しい方向へ導くことができるとし、以下の情報を提供している。


正しい方向、つまり彼らが発見したものは、デオキシリボヌクレオシド(DNA)であった。AZT、DDI、DDCおよび他の「有望な」薬剤はすべてヌクレオシド類似物質であり、したがって、それらはすべてリボシドだということになる。
リボシドの働きによって、 HIV-RNAメッセンジャーは細胞膜を破って細胞の核に侵入し、核内で等比級数的に増殖する。2倍、4倍、8倍、16倍、32倍、64倍……と。驚くほど短期間のうちに、その数は天文学的な数字に達する。だから、感染を遅延させるといった薬剤は、無効というよりも有害なのである。こうした薬剤を製造している会社は、わざとデオキシリボヌクレオシドを使わずにヌクレオシド類似物を使用している。デオキシリボヌクレオシドには、RNAウイルスメッセンジャーが細胞核に感染するのを防ぐ性質があるにもかかわらず。
彼らの秘密の製品には以下のような性質がある。

(1) 血小板の統合性を高める。
(2) 変換抑制力を増大させる。
(3) 十分な量のインターフェロンを含む。
(4) 幹細胞を増加させる。
(5) RNAウイルスメッセンジャーが細胞に感染するのを防ぐ補酵素を含む。


すなわちグラム氏にとっての解決法とは、「エイズウイルスを細胞内に侵入させない物質をつくること」であり、「こうした効力のある植物性物質」を見つけ出すことにほかならない。

ふたたび冒頭の一文に戻ろう。エイズの発生起源は何としても突きとめなければならない、なぜならエイズは「遺伝子兵器」誕生の幕開けだから、と私は書いた。言うまでもなく、その遺伝子兵器のターゲットは有色人種(日本人を含む)をおいてほかにはない。たとえば、ロンドンの『サンデー・タイムズ』紙が報じたところによると、イスラエルは、ユダヤ人には影響しないがアラブ人に有害な遺伝子兵器を開発しているという。また英医師会(BMA)は、遺伝子工学の発達によって、特定の民族を殲滅する遺伝子兵器が5年から10年のうちに出現する可能性がある、と警告を促した。ところが、オーストラリア国立大などの研究チームが米医学誌『ウイルス学』に発表したところによれば、遺伝子を組み換えたウイルスを研究中に致死性の高いウイルスを偶然作り出してしまったという(生物化学・遺伝子兵器 アーカイブ記事を参照)。

これらのことを踏まえれば、もはや遺伝子兵器の出現は時間の問題と言えるかもしれない。だがそれでもグラム氏は「残されている時間は短い」としながらも、文の終わりをこう締めくくることで希望を捨ててはいない。


われわれが救われる道は真実以外にはない。もし、自分たち──そして私たちの子孫の、ひいていえば、文明そのものの──未来に希望をもって生き抜こうとするなら、われわれは政府や指導者たちに正真正銘の真実を公開することをただちに要求しなければならない。


【2002/02/25 江原・記】




(補記)ゲイリー・グラム氏の快諾を得て、原文をここに紹介する。

Full Disclosure- the Truth about the AIDS Epidemic (350KB)

Copyright (C) 1994 by Dr. Gary L. Glum (Official Site: Dr. Glum & Associates)
Originally Published by Silent Walker Publishing, Los Angels, CA, U.S.A.

"Full Disclosure" is an account of why and how the AIDS virus was crated, and those who set in motion a plague now threatening to extinguish human life. Dr. Glum tells of the solution to "overpopulation, defectives and selected racial groups". A book of conspiracy mixed with facts and possible explanations.



【関連記事】

AIDS Cure Found- Scientist Murdered
On August 26 1992, The Pioneer daily newspaper ran a headline "Nana Drobo Dies!" The story said that Nana Kofi Drobo II, an internationally renowned herbalist was reported to have committed suicide on the 25 August 1992.
This follows a report in the same paper of July 5th telling of his narrow escape from attempted kidnapping and poisoning while on a trip to Tokyo, Japan in June 92.
He was invited to Tokyo by several companies including the Dental and medical University, in order for them to test the efficacy of his drug, which many had claimed cured them of AIDS.
A headline in the 8th September issue of the Ghanaian Times said "Nana Drobo died from 2 gunshot wounds" according to the pathologist Dr. Kofi Adomako Boateng, so he could not have shot himself as was earlier reported.
The Ghanaian Times of 3 October 1992 reported that five people including his secretary, driver, personal aide, and a linguist of the Kwaku Firi Shrine, where Nana Drobo was chief priest, were charged with his murder and conspiracy to murder.
It is understood that three of the five were convicted.
It is widely believed that Nana Drobo was murdered by international drug companies trying to protect their profits because his was the only cure and preventative medicine for AIDS whereas all the others were symptom suppressants.
That may well be true but they are not the main criminals, the main murderers are those USA government agencies who were responsible for creating the AIDS-generating virus in their military laboratories and spreading it through heterosexual contacts and World Health Organisation (WHO) vaccinations in Africa. These people who have a vested interest in the elimination of the entire African nation, (see Americas, page 13) do not care how they do it, especially if the process can be profitable to them. Their objective is not just profit, it is Profitable Genocide. (Ghana HomePage 1994/01/20)



【関連サイト】

「エイズ=生物兵器説」の真相

エイズ開発の歴史

「エボラ=生物兵器」の告発

現代に生きるナチスの人類絶滅計画(オルタナティブ通信)

エイズの真相 ―米国人Boyd E. Graves博士の告発―(北沢洋子の国際情報)

Surviving Weapons of Mass Destruction (Idaho Observer)

NATIONAL SECURITY COUNCIL MEMORANDUM-46 (The Final Call)

Dr. Gary Glum, Essiac and the Antidote for AIDS (The Truth Seeker)

Aids, the pathogenesis and ten good treatments (2000-Talets Vetenskap)



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